【seeds建築】もう設置共振に悩まされない!

日本大学 理工学部 建築学科 教授 冨田 隆太

■概要

振動ピックアップを床に設置する際には、一般に、設置共振に留意する。これまで、カーペットのようなやわらかい床上で環境振動を測定する場合には、設置共振により正確に測定することができないため、カーペットを剥がしていた。本技術は、カーペットを剥がさずに、正確に環境振動測定を行うことができる新技術である。

■従来技術・競合技術との比較

従来技術は、アルミ板等の冶具を利用して、設置共振周波数を測定周波数より高くすることを試みているが、カーペットの種類によっては測定周波数範囲に入る場合もあり、解決には至っていない。本技術は、逆に極端に柔らかい防振ゴムを載せ、低周波数で設置共振を発生させ、防振効果を補正値として加算する測定手法である。

■特徴

・非破壊検査

・柔らかいカーペット上で精度よく測定可能

・防振効果を利用

■想定される用途

・建築物内でのクレーム発生点での振動測定

・カーペット上での振動測定

・竣工検査時に非破壊検査で振動測定

■お問い合わせ

日本大学 研究推進部 知財課

TEL:03-5275-8139  FAX:03-5275-8328

Mail:nubic@nihon-u.ac.jp

URL:http://www.nubic.jp/

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