【同志社大学特集】ウイルスを用いないin vivo遺伝子導入法の開発

同志社大学 大学院脳科学研究科 認知記憶加齢部門 教授 貫名 信行

共同研究者 同志社大学 大学院脳科学研究科 特任研究員 今村 行雄

■概要

生体における遺伝子導入法は各種細胞の機能解析、遺伝子治療などにとって必須の技術です。しかし従来は、調整過程が煩雑で時間を要するウィルスべクターを用いており、ウィルスを用いない導入法は確立されていません。我々はアミロイドが細胞への遺伝子導入を促進することを見出し、線維形成をしたアミロイドを導入遺伝子と同時または少し先んじて組織に注入することにより、近辺に存在する細胞に直接遺伝子導入が可能となるin vivo遺伝子導入法を開発しました。

■活用例

1)毒性の少ないアミロイドを用いた簡易遺伝子導入試薬

2)特定の細胞に結合するリガンドをアミロイドにつけた細胞特異的導入法の開発

3)固形癌を対象とした細胞死を誘導する新規治療法の開発

■お問い合わせ

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