【まこreport】脳梗塞になった、その後。再発を防ぐために大切なこと

更に、もしなってしまったら、、についても、専門医にお聞きしました!

① 薬を自己判断でやめない
脳梗塞後は、再発予防のための薬が処方されることがあります。「調子がいいから」「もう治ったから」と自己判断で中断しない。

② 血圧や数値をきちんと管理する
血圧、糖尿病、コレステロールなど、脳梗塞につながったリスクを改めて管理する。

③ 自分の脳梗塞の「原因」を知っておく
動脈硬化なのか、心房細動など心臓が原因なのか――。原因によって再発予防も変わるので、「自分の脳梗塞は何が原因だったのか?」を主治医に確認する。

④ リハビリを続ける
手足の動きだけでなく、言葉、飲み込み、認知機能なども含めて、必要なリハビリを続ける。退院がゴールではありません。

⑤ 再び“異変”があったら、すぐ救急車
一度脳梗塞になった人は、特に再発への注意が必要です。「前にもあったから」と様子を見ない。


ー脳梗塞になった患者さんに、退院後これだけは守ってほしいことは何ですか?ー

「薬をきちんと続けること」と「再発予防を続けること」です。

脳梗塞は、症状が改善して退院できたからといって、病気が完全に終わったわけではありません。血圧、血糖、コレステロールなどを管理し、処方された薬を自己判断で中止しないことが大切です。

また、自分の脳梗塞がなぜ起こったのか、その原因を知っておくことも重要です。

ー車の運転はいつから再開できますか?ー

一律に「○日後から」と決められるものではありません。

麻痺や視野障害、認知機能、注意力などに問題がないかを確認した上で、運転再開の可否を判断します。特に、脳梗塞後に視野障害や高次脳機能障害が残っている場合には注意が必要です。

自己判断で運転を再開せず、必ず主治医に相談した上で、運転免許センターでの適正判定を受けてください。

ー仕事にはいつから復帰できますか?ー

仕事内容と後遺症の程度によって異なります。

デスクワークであれば比較的早く復帰できる場合もありますが、運転、高所作業、機械操作など、安全面への配慮が必要な仕事では慎重な判断が必要です。

「完全に元通りになってから」ではなく、勤務時間を短くする、業務内容を調整するなど、段階的に復帰する方法もあります。

ーお酒は飲んでもいいですか?ー

病状が安定していれば全面的に禁止とは限りませんが、飲み過ぎは厳禁です。

特に高血圧や心房細動などがある場合には、飲酒量が病気の管理に影響することがあります。また、血液をサラサラにする薬(抗凝固薬など)を服用している方は、事前に主治医に相談してください。

ー食事は何に気をつければいいですか?ー

「これを食べてはダメ」と制限するより、バランスの良い食生活が基本です。

特に高血圧がある人は塩分を控え、野菜や魚などを取り入れ、食べ過ぎにも注意しましょう。糖尿病や脂質異常症がある場合には、それぞれの病状に応じた食事管理が必要です。

ー運動はしてもいいですか?ー

体調が安定していれば、適度な運動は再発予防にとても効果的です。

ただし、退院直後は体力や後遺症に個人差がありますので、まずは主治医やリハビリテーションスタッフに相談し、無理のない範囲からスタートしましょう。

ーまた症状が出たら、前回と同じ症状でなくても救急車を呼ぶべきですか?ー

はい。迷わず救急車を呼んでください。

突然の顔のゆがみ、手足の麻痺やしびれ、ろれつが回らない。言葉が出ない、突然見えにくくなる。ふらつくなどの症状があれば、脳卒中の可能性があります。

「少し休めば治るかも…」と様子を見ず、すぐに救急要請することが大切です。

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お話頂いたのは、杏林大学脳卒中センター長・副院長/脳卒中医学教授 平野照之先生です。

岩田まこ都
岩田まこ都推定2,000人の医師にインタビューしてきたフリーアナウンサー
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2003年よりNHKETV『きょうの健康』を担当。途中、中抜けするも、2025年度までキャスターを務める。フリーアナウンサーの傍ら、一般社団法人産学連携推進協会の理事を務め、大学と企業を結ぶ活動にも尽力。

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