【seeds次世代アグリ】地球観測ビッグデータを利用した営農支援ツールの開発
- 2021/3/22
- 大学のシーズ
岡山大学 大学院環境生命科学研究科 社会基盤環境学専攻 助教 辻本 久美子
共同研究者 研究技術開発支援機構(U-PRIMO) 太田 哲
■概要
近年、地球環境に関するビッグデータを利用した様々なサービスが各地で提供されています。私たちは、気象や降水量、土壌水分量などに関する地球観測衛星データや気候変動予測データを利用して、農地の土壌乾湿度や灌漑需給量、河川流量などの現況値と将来予測値をシミュレーションする数値モデルを開発してきました。気候変動の下で降水パターンが変化し、さらに人口減少や高齢化の下で一層の農業従事者支援が求められる現代社会において、ビッグデータや情報技術を利用した営農管理支援ツールとしての実用化を目指しています。
■活用例
・農地における灌漑排水管理(流域全体の水の流れを考えた上での灌漑・排水のタイミングや利用可能量など)
・農地における施肥管理(施肥のタイミングや量など)
・農地排水の水質管理
■お問い合わせ
岡山大学大学院 環境生命科学研究科 辻本久美子
TEL. 086-251-8874
E-MAIL. land@okayama-u.ac.jp