【seedsビッグデータ】ビッグデータを支える超高速サーボ信号記録
- 2021/1/25
- 大学のシーズ
茨城大学 工学部付属グリーンデバイス教育研究センター 大学院理工学研究科 電気電子システム工学専攻 副センター長/准教授 小峰 啓史
■概要
ビッグデータを支えるためにはデータセンター向けハードディスク供給が重要ですが、従来ハードディスクを出荷するために記録していたサーボ信号(磁気ヘッドの位置情報)の記録時間が数日にもわたることが問題でした。本技術であるパターンドマスター磁気転写法は、パターンドマスターを用いて、ハードディスク全面にわたってサーボ信号を一括書き込みすることが可能です。そのため、サーボ信号の記録時間は数秒で行えるため、ハードディスクの生産効率を飛躍的に高めることが期待されます。さらに、従来パターンドマスターで問題であったSN比を、ダブルマグネット方式の採用することでSN比を6ⅾB高めることに成功しました。
■活用例
・ハードディスク装置の生産効率の飛躍的向上
・磁気パターンの一括記録によるサーボ信号記録および定型磁気パターンの提供
■お問合せ
茨城大学 研究・産学官連携機構
E-MAIL. iric@ml.ibaraki.ac.jp
URL. http://www.iric.ibaraki.ac.jp/
TEL. 0294-38-5005
FAX. 0294-38-5240