【SEEDS 音】ハムノイズフリーで豊かな音色を実現!ギター用光学式ピックアップ

大阪工業大学 工学部 電子情報システム工学科

西 壽巳 教授

■概要

 弦楽器は弦振動を音源とする楽器の総称であり、通常、弦振動を共鳴させて音圧を増大する装置が必要となります。ギターにおいては、マイクないしピックアップによりに弦振動を電気信号に変換してアンプで増幅しています。しかし、通常のマグネチックピックアップはスチール弦を磁化し、弦振動による磁束変化をピックアップコイルで検出しており、周囲の電気機器から発する漏洩磁界をハムノイズとして拾う欠点がありました。そこで弦振動を光量変化で検出することでハムノイズの影響を受けない低雑音の光学式ピックアップを開発しました。

■活用例

・エレクトリックギター(ストラトタイプ)リアピップアップの置き換え

・ギター以外の弦楽器(ベースやバイオリンなど)への展開

・ギター本体へのエフェクト機能の組み込み

■演奏動画

https://gugen.jp/entry2019/2019-061

■お問い合わせ

大阪工業大学 研究支援・社会連携センター

〒535-8585 大阪市旭区大宮5-16-1

TEL 06-6954-4140 FAX:06-6954-4066

E-mail OIT.Kenkyu@josho.ac.jp

http://www.oit.ac.jp/japanese/sangaku/index.html

大阪工業大学

大阪工業大学研究支援・社会連携センター

投稿者プロフィール

本学は「世のため、人のため、地域のために、『理論に裏づけられた実践
的技術を持ち、現場で活躍できる専門職業人の育成』を行う」を建学の精神
として掲げ、今後もこの「建学の精神」に基づく教育・研究を展開し、進化
し続けることで、社会の発展に貢献していきたいと考えています。
工学系、ロボット系、情報系の広範囲な産業技術分野における支援事業に
加え、知的財産学部、知的財産専門職大学院を擁する利点を生かした、中小
企業の知的財産管理面での様々な支援体制が大きな特徴です。

この著者の最新の記事

関連記事

産学連携推進専門委員

ページ上部へ戻る