【seeds 計測】ヒトの体の状態からモノの品質検査まで、「光」で計る
- 2018/3/6
- 大学のシーズ
信州大学先鋭領域融合研究群 国際ファイバー工学研究所
教授 石澤 広明
紫外線や赤外線を駆使してヒトの健康状態、モノの組成や真性を非侵襲・非破壊で計る技術の研究を行っています。
最新の取り組みとして、医療福祉分野等において、血圧や血糖値などのヒトのバイタルサインを「いつでもどこでも」、「簡単にかつ正確に」計測できる未来の衣服型デバイスへの応用を目指し、複数の大学と企業で推進する共同研究プロジェクト:「ウェアラブルバイタルサイン測定システム開発プロジェクト」に参画をしています。
2016年12月9日、長野県上田市サントミューゼにてウェアラブルバイタルサイン測定システム開発プロジェクトの第1回公開講演会が開催されました。
このプロジェクトの原点は、繊維学部設立100周年の記念式典(2010年)にて、当時の濱田学部長(現学長)が発した言葉から始まりました。
「着ているだけで血圧や血糖値が測れる衣服を目指す」…つまり未来の衣服型デバイスです。
一昨年のプロジェクト設立以来、内容を公開するのは初めてのこの日、主要メンバーが一堂に会し、ミッションやビジョンを語りました。
・・・・・ 信州大学広報誌「信大NOW」第103号(2017.1.31発行)より