【seeds 車酔い・VR酔い】筋電位で0.1秒先の未来を操作
- 2022/8/22
- 大学のシーズ
大分大学 理工学部 創生工学科 准教授 貞弘 晃宜
■概要
人間が動作する際に筋肉で生じる筋電位は、実際に動作が生じる前に発生する電気力学的遅延とよばれる特性をもちます。そのため、意識的にこの特性を利用した上で、筋電位から人間の動作を推定することができるならば、実際に人間が動くよりも先に、機械を操作できることになります。筋電位が生じてから実際に動作を生じるまでは高々0.1から0.2秒程度ですが、例えば、ネットワーク遅延による操作の違和感の減少やVR装置における酔いの解消など様々な応用が考えられます。
■活用例
・ネットワークを利用した機器操作(たとえば遠隔手術)
・VR装置におけるVR酔いの解消
■お問い合わせ
大分大学 研究マネジメント機構 産学官連携推進センター
E-mail:tiren@oita-u.ac.jp