【産学連携事例】今回は、使用済みLED照明の回収・リサイクルを一貫して行う業界初の事業スキームをご紹介!
- 2019/4/22
- 産学連携事例
「廃LED素子からのガリウム成分の卓上リサイクル装置」
法政大学 生命科学学部 環境応用学科教授 明石孝也
■背景/概要
LEDの普及が著しい現代だが、各方面からのヒアリングによるLED素子のリサイクル状況は進んでおらず、2015年秋にはLED照明の多量廃棄計画がもちあがる。そこで、リサイクルに対するニーズが高まり本研究へと繋がった。
LEDの主原料となるガリウムはレアメタルである。レアメタルは私達の生活のあらゆるものに使われている傍ら、近い将来、原料が枯渇するというリスクを抱えている。長寿命と省電力をうたって普及したLED照明も寿命を迎えつつあり、廃LED素子のリサイクルは今後必要不可欠であると考える。
本研究は、「金属化合物の濃縮方法」(PCT外国出願済み)を用いて、乾式法により廃LED素子からのガリウム化合物の分離・回収する方法を開発するものである。
これにより、廃LED素子からのガリウムリサイクルプロセスを確立し、環境に優しい循環型社会の構築への貢献が期待される。
■マッチングに対する要望
廃LED素子からのレアメタルの回収
(廃LED素子以外の)廃電子基板への応用
リサイクル装置(都市鉱石製錬用)の改良・試作
■お問い合わせ先
法政大学研究開発センター小金井事務部リエゾンオフィス
電話:042-387-6255電子メール:liaison@ml.hosei.ac.jp
法政大学生命科学部環境応用化学科教授明石孝也
電話:042-387-6242電子メール:akashi@hosei.ac.jp