奈良先端科学技術大学院大学 先端科学技術研究科 情報科学領域  教授 清川 清

共同研究者:九州大学 正井 克俊

■概要

日常的な視行動における目や筋肉の動きから視力(屈折力)の変化を捉える技術です。この技術は、視力が衰えた際の見え方を模擬してデータを取るキャリブレーションフェーズと、日常生活でこの技術を使用するモニタリングフェーズから構成されます。従来の視覚機能検査と異なり、「検査用の何かを見る」必要がなく、日常生活を過ごすだけで視力の変化を検知できます。これにより、視力の衰えを早期に発見し、目の健康を保つことができます。

■活用例

現状スキー用ゴーグルの周囲に電極を配置していますが、電極数や位置の最適化、眼鏡デザインの最適化を図ることで、モニタ部をスマートグラスに組み込めるようになると、日常生活におけるセンシングが可能となります。これにより何気ない日常生活を送るだけで、視力の衰え以外にも視野の狭窄などの幅広い視覚機能のチェックを行い、視覚機能低下の予兆を把握可能にすることを目指しています。

■キーワード

ヘルスケア、視覚支援、モニタリング、スマートグラス、電極

■お問い合わせ

奈良先端大 研究推進機構 産官学連携推進部門

E-mail: ken-sui@ml.naist.ac.jp

TEL: (0743)72-5658

国立大学法人 奈良先端科学技術大学院大学 研究推進機構 産官学連携推進部門

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webサイト http://www.naist.jp/sankan/index.html

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