【帯広畜産大学特集】トリパノソーマ症の新規経口治療薬

帯広畜産大学 グローバルアグロメディシン研究センター 獣医学研究部門 准教授 菅沼 啓輔

■概要

トリパノソーマ症治療既存薬は開発から50年以上経過しており、薬剤耐性トリパノソーマ症が報され、新規治療薬が求められている状況です。本紹介では トリパノソーマ、特にアフリカトリパノソーマの病原原虫であるTrypanosoma congolenseの感染によるトリパノソーマ症に対して、既知の抗生物質であるニトロフラントインが経口投与で有効なことを初めて見出しました。(マウスを用いた感染モデル実験において経口投与30mg/kg 以上で効果を示しております )

■活用事例 

顧みられない疾病とされるトリパノソーマ症のヒト用、動物用治療薬、予防薬として、リポジショニング薬であることから開発費用をかけずに提供できる可能性を有します。

■キーワード 

トリパノソーマ症 経口治療薬 ニトロフラントイン 感染症 予防薬

■お問い合わせ先

産学連携センター

E-mail: chizai@obihiro.ac.jp

TEL: 0155-49-5829

URL: https://www.obihiro.ac.jp/

研究シーズ – 帯広畜産大学 産学連携センター (obihiro.ac.jp)

帯広畜産大学 産学連携センター

投稿者プロフィール

帯広畜産大学 
所在地 北海道 帯広市
産学連携センター
webサイト https://www.obihiro.ac.jp/

この著者の最新の記事

関連記事

産学連携推進専門委員

ページ上部へ戻る
%d人のブロガーが「いいね」をつけました。