【seeds糖鎖】東海国立大学機構 名古屋大学・岐阜大学 糖鎖生命コア研究所

BioJpan2022が先日開催され、多くの企業や大学が研究成果を発表していました。その中で私たちが注目したのが、「糖鎖生命コア研究所」です。免疫、老化、感染症、がん、認知症など実は私たちと密接に関わっている“糖鎖”の研究についてのぞいてみませんか。

糖鎖

簡単に“糖鎖”とはなにかというと、その名の通り、“「糖」が「鎖」のように繋がったもの“です。私たちの身体には、糖の種類・つながり方の組み合わせで、膨大な種類の糖鎖があります。でも「糖」と聞くとグルコース(エネルギーの基)などが思いつきますが、「糖鎖」となるとあまり聞いたことがないかもしれません。でも例えばABO型血液型。血液型の違いは、糖鎖の形の違いによって決まっています。また、インフルエンザウィルスをはじめ多くのウィルスは感染する相手を糖鎖で見きわめています。ここまで、説明すると”糖鎖“を身近に感じられるのではないでしょうか。

「糖鎖生命コア研究所」

この糖鎖、様々な生命現象や病気に関わることがわかってきたのですが、実は糖鎖の研究自体は世界的に見てもまだ十分ではありません。そこで、「糖鎖生命コア研究所」では、化学、生化学、医学、イメージングなどの様々な研究者を集結し、これらの統合的な研究を進めることによって糖鎖の理解・解明を進めていくことを目的としています。そして、その研究は認知症や精神疾患、がん、感染症など様々な疾患の治療法開発に繋がることが期待されています。

詳しくはコチラ⇒https://igcore.thers.ac.jp/

新規ドミノ反応による光学活性シクロペンテンの合成

https://www1.gifu-u.ac.jp/~oka_ap/research.html

新規ドミノ反応を応用した技術開発・産学連携共同研究先を求めています。

シアル酸含有糖鎖の合成と機能性アナログの開発

https://www.gifu-u.ac.jp/news/research/2019/05/entry20-7136.html

各種糖鎖合成技術を応用した技術開発・産学連携共同研究先を求めています。

mRNA医薬及びデリバリー技術の開発

mRNA医薬を効率的に調製するための技術として、”化学的キャップ化法“及び”PureCap法”を開発しました。これにより、高純度のmRNA調製が可能となります。また、核酸の新規デリバリー技術として“膜透過性オリゴ核酸”を開発し、効率的な細胞質送達が可能となりました。

http://biochemistry.chem.nagoya-u.ac.jp/research/

https://bio-med.jp/projects/abe/

J-Glyco Net 糖鎖生命科学連携ネットワーク型拠点

①糖鎖関連の研究についてコンサルテーションを実施する窓口

②糖鎖共同研究を実施します

③糖鎖関連イベントを開催します

詳しくはコチラ⇒https://j-glyconet.jp/

お問い合わせ

東海国立大学機構 名古屋大学・岐阜大学 糖鎖生命コア研究所 

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