【SEEDS美容】脱毛因子FGF5タンパク質のはたらきを阻害する人工核酸

千葉工業大学 先進工学部 生命化学科 教授 坂本 泰一

共同研究者:株式会社 アドバンジェン 山本 昌邦

北海道医療大学 薬学部 准教授 堀内 正隆

横浜国立大学 研究推進機構 技術専門職員 田中 陽一郎

■概要

線維芽細胞増殖因子の一つであるFGF5遺伝子の変異が毛髪の成長を促進することが明らかとなっています。このFGF5は毛包にあるFGF受容体に結合して作用しますが、このFGF5とFGF受容体の結合を阻害する人工核酸の開発に成功しました。この人工核酸は、FGF5のみに特異的に結合するので、効果的かつ安全に毛髪の成長を維持・促進することが期待されます。FGF5はがん化も促進することが報告されているので、この人工核酸はFGF5によって起こるがんの治療薬としても期待できます。

■活用例

・育毛剤

・がんの治療薬

・FGF5が原因となっている疾患の治療薬

■お問い合わせ

千葉工業大学

E-mail:taiichi.sakamoto@p.chibakoudai.jp

URL:http://www.lifescience.it-chiba.ac.jp/sakamoto/index.html

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