【イノベーションジャパン2019注目シーズ!】遠隔育児支援ロボットChiCaRo
- 2019/9/24
- 大学のシーズ
『遠隔育児支援ロボットChiCaRo』
電気通信大学 人工知能先端研究センター 長井研究室 阿部 香澄 特別研究員
共同研究者 電気通信大学 人工知能先端研究センター 長井 隆行 特任教授
■技術概要
人は本来、共同体で育児するよう進化した生き物ですが、現代の子育ては孤独な「孤育て」とも言われ、親の負担は深刻です。私たちは、単独育児を変え、離れて住む祖父母や、保育士が、日常的に遠隔で育児参画できる「遠隔協同子育て」の仕組み実現を目指します。その一手段となるのが、遠隔育児支援ロボットChiCaRo(チカロ)です。ChiCaRoは、3歳頃までの乳幼児と遠隔でも充実したやりとりができる唯一のリモートシッティングツール。離れて暮らす祖父母などが、タブレットを介して子どもの家に置いたロボットと通信し、その場にあるおもちゃでままごとをしたり、追いかけっこをしたりして子どもと遊べます。(詳細はこちらへ http://apple.ee.uec.ac.jp/chicaro/)
■想定される活用例
・核家族の孤独育児の解消、家庭内育児ストレスの軽減
・保育士の在宅勤務・短時間就労の実現により、育児介護で就労中断した潜在保育士の活躍
・行政育児支援サービスとしての導入で他自治体との差別化
・企業の福利厚生サービスとして、育児中従業員の両立支援と生産性向上
■お問い合わせ先
電気通信大学産学官連携センター
メールアドレス:onestop@sangaku.uec.ac.jp
電話:042-443-5871 FAX:042-443-5726