【seeds ライフサイエンス】『生活習慣病の早期発見とその予防』
- 2018/10/29
- 大学のシーズ
『生活習慣病の早期発見とその予防』
東海大学 農学部バイオサイエンス学科 教授 永井竜児
・測定が困難な生体(動物およびヒト)組織中AGEsの正確な定量
・AGEs生成阻害剤の効果検証
・低分子に対するモノクローナル抗体の作製
■キーワード…糖化、AGEs、メイラード反応、生活習慣病、糖尿病合併症、マーカー、AGEs生成阻害剤
■研究のねらい
終末糖化産物(AGEs)は様々な代謝異常から生成し、生活習慣病をはじめ、加齢関連疾患との関連が指摘されている。本反応は近年、「糖化」とも言われている。しかしAGEsは構造が多様で生体の測定が困難であるため、思うように病態マーカーとしての活用やAGEs生成阻害化合物の探索が進んでいない。本研究室では様々なAGEsを質量分析装置あるいは特異的なモノクローナル抗体を用いて分析することに成功している。これらAGEsの測定技術を用いて、病態マーカーとしての活用や、新規機能性食品の開発を目指している。
■研究の内容
■連携可能な技術・希望する連携内容
- 各種病態とAGEsの関連性評価
- AGEs生成阻害作用を有する成分の探索
- 動物、ヒト介入試験デザインのサポート
- 動脈硬化、糖尿病マウスを用いた病態発症抑制効果の評価
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