【seeds ストレス・メンタルヘルス】産業保健スタッフのためのセルフケア支援マニュアル~ストレスチェックと連動した相談の進め方

桜美林大学 心理・教育学系

種市康太郎 教授

 

労働安全衛生法が改正され、常時50人以上を雇用する事業場においては、ストレスチェックの実施が義務化された。

ストレスチェックにおいて高ストレスとされた従業員が希望すれば、医師面接を受けることができるが、実際には医師面接を希望しない者も多い。

そこで、ストレスチェックをきっかけとして産業保健スタッフに来談する事例に対する対応をまとめた(北里大 島津明人教授との共著)。

ストレスチェックは、ストレスの原因、心身の不調、その他の要因の3者を測定するものであり、特徴的なパターンがいくつかみられる。

そのようなパターンから従業員の状況や心情を読み取り、適切なセルフケアの方法を提案することが大切である。
セルフケアの方法は、1)感情のコントロール、2)人間関係の円滑化、3)パフォーマンスの向上、4)キャリア支援、5)動機付けの向上の5つに大別できる。

いずれも、ストレスチェックの結果から、自分自身のストレスに気づき、そのストレスに対処するために行われるものであり、ストレスによる心身の不調を改善する効果が期待できる。

 

島津明人・種市康太郎(2016). 産業保健スタッフのためのセルフケア支援マニュアル.誠信書房.

 

 

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