肝臓の専門医だった加藤眞三先生が、なぜ“専門医”をやめて、「患者力」をライフワークにするようになったのか。今回、そのお話をじっくり伺いました。
中でも印象的だったのが、専門医をやめて、“よろず相談医”になったというお話。
ひとつの病気だけを見るのではなく、患者さんのいろいろな悩みを聞いていく、そんな医師。
そして、加藤先生ご自身も病気を経験し、患者になって初めて「患者さんの気持ちがわかるようになった」と。
もちろん、先生が病気になったこと自体は喜ばしいことではありませんが、患者としては、「この先生、私たちの気持ちもわかってくれるんだ」と思えるのは、やっぱり嬉しいし、心強いですよね。
そして、もうひとつ気になったのが「スピリチュアルケア」。
“スピリチュアル”と聞くと、正直、「ん? そっちの話?」と、ちょっと一線を引きたくなりましたが、
話を聞いてみると、全然そんなことではありませんでした。
「自分らしく生きるって、どういうこと?」
「治療したその先に、どんなふうに生きていきたい?」
そんな、その人の“生き方”そのものに寄り添うのが、スピリチュアルケアなんですね。
医療というと、どうしても「病気を治すこと」に目が向きます。
でも、その先には、その人の人生がある。
病気だけではなく、「これからどう生きたいか」まで考える。
加藤先生がたどり着いた「患者力」と「スピリチュアルケア」。一見、別々のもののようで、実はしっかりつながっているんだなぁと感じたインタビューでした。

